2006年03月16日

技術者は会社の奴隷?

BookOffで購入した中村修二先生著の「怒りのブレイクスルー」を
最近,読んでいるのだが,非常に面白い.
というのも自分が将来,研究者・技術者に(大半の確率で)なるので,
先生の身の上話が身近に感じられ,この本に一層魅力があるのだろう.

青色発光ダイオードの開発で有名な方ですが,それに対する
会社の報奨金がたったの2万円だったことに愕然としてしまった.
これでは資格取得時の報奨金と大して変わらないじゃないか...
会社にとって研究者・技術者は奴隷であり,
日本社会からも一般的に甘く見られているのではないだろうか?

中村修二先生の会社時代はすでに10年以上前であり,
研究者・技術者の社会的な待遇は若干良くなっているとは思う.
でも,ドクターの就職難とかも考えるとまだまだ政治レベルで
日本の意識を変えていく必要があるだろう.
先生の本を読んでいても感じるが,アメリカの制度・考え方が
非常に魅力的に感じてしまうのである.
先日読んだ藤原正彦先生著の本からも同様の感想をもつばかりで,
日本がアメリカの真似をしろとまでは言わないが,
現状の日本の体制を見直す(だけでなく改変の)必要がある.
(まだまだ自分も素人考えなのかもしれないけど...orz)

青色発光ダイオード関連の訴訟で,結果的に,
会社から開発者(中村先生)へ約8億4000万円を支払うことで和解.
しかし,中村先生は金が目当てなのではなく,
この裁判は研究者・技術者の自由を勝ち取るため,
さらには,次世代の若者が理系職業に希望を持ち続けさせるため
と書いてある.やはり真の研究者らしい意見である.

でも,「社会の待遇が悪いからと研究職を諦める」という考えをもつ
若者(自分も若い世代ではあろうが...)もどうかと思う.
研究者にとって,絶え間なく自由に学問を探求できる環境
(最低限の生活の保障)があれば,余剰の(贅沢するための)金銭は
二の次であろう...と思うんだけど.
posted by tsuka-pom at 12:14| 千葉 | Comment(1) | TrackBack(1) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 家出人 at 2009年10月19日 11:23
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Tracked: 2006-03-16 12:42