最近,読んでいるのだが,非常に面白い.
というのも自分が将来,研究者・技術者に(大半の確率で)なるので,
先生の身の上話が身近に感じられ,この本に一層魅力があるのだろう.
青色発光ダイオードの開発で有名な方ですが,それに対する
会社の報奨金がたったの2万円だったことに愕然としてしまった.
これでは資格取得時の報奨金と大して変わらないじゃないか...
会社にとって研究者・技術者は奴隷であり,
日本社会からも一般的に甘く見られているのではないだろうか?
中村修二先生の会社時代はすでに10年以上前であり,
研究者・技術者の社会的な待遇は若干良くなっているとは思う.
でも,ドクターの就職難とかも考えるとまだまだ政治レベルで
日本の意識を変えていく必要があるだろう.
先生の本を読んでいても感じるが,アメリカの制度・考え方が
非常に魅力的に感じてしまうのである.
先日読んだ藤原正彦先生著の本からも同様の感想をもつばかりで,
日本がアメリカの真似をしろとまでは言わないが,
現状の日本の体制を見直す(だけでなく改変の)必要がある.
(まだまだ自分も素人考えなのかもしれないけど...orz)
青色発光ダイオード関連の訴訟で,結果的に,
会社から開発者(中村先生)へ約8億4000万円を支払うことで和解.
しかし,中村先生は金が目当てなのではなく,
この裁判は研究者・技術者の自由を勝ち取るため,
さらには,次世代の若者が理系職業に希望を持ち続けさせるため
と書いてある.やはり真の研究者らしい意見である.
でも,「社会の待遇が悪いからと研究職を諦める」という考えをもつ
若者(自分も若い世代ではあろうが...)もどうかと思う.
研究者にとって,絶え間なく自由に学問を探求できる環境
(最低限の生活の保障)があれば,余剰の(贅沢するための)金銭は
二の次であろう...と思うんだけど.
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